兼子
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液タブ

液タブを5年使って感じた【メリット・デメリット】板タブとの比較

3月 6, 2023

こんにちは。兼子です。

 

これからデジタルで絵を描き始めたいけど、液タブか板タブで迷っている人は多いと思う。

また、現在板タブを使っているけど、液タブにするかどうか迷っている人もいると思う。

 

そんな人に向けて、液タブ歴5年の自分が実際に感じたメリットとデメリットを解説していく。

 

結構板タブ派の人からは液タブは高いとか、姿勢が悪くなるとか、ボロクソに叩かれてしまっていることが多い。

ただ実際「ちょっと違う!」って思うこともあるので、液タブを検討している人は是非参考にしてみてください。

 

兼子
もちろん板タブの使用経験もありますので、双方使ったうえで感じたことを書いてまいります

液タブを5年使って感じたメリット

というわけで、まずは液タブの良い所を紹介します。

最大のメリットは板タブになる

結構知らない人も多いかもしれないけど、大抵の液タブは板タブになる。

というのも別途モニターがあれば、ドライバーで簡単に板タブ化することができる。

 

中には画面を消して完全に板タブ化することができる機種もある。

逆に画面を付ければ手元に資料などを配置しながら使うこともできる。

 

なので、どっちが自分にあっているかわからないって人でも、板タブの使い心地を試すことができる。

線画の描きやすさは圧倒的に液タブが良い

 

描き心地に関しては、慣れの問題もあるのだけど、板タブ液タブ両方使った感想は、線画の描きやすさは液タブの方が良い。

慣れてくれば板タブでも狙ったところにすぐカーソルを持ってこれると思うけど、線画って数mmのズレると描き直したりしないといけないので、1発で引くのが難しい。

アンドゥーを何回もしてようやく線が引けるって人も多いと思う。

 

しかし液タブは画面に直接ペンを置くので、狙ったところからしっかり線が引ける。

 

また、板タブは画面と板タブの比率が違うので、ストロークの入れ方も難しくなる。

例えば小さい板タブと大きい液晶だと、ほんの少し手を動かしただけでも長いストロークになる。

 

液タブだとその差がないので、そこも線画が描きやすいポイント。

値段もそこまで高くない

また、液タブのデメリットとして、値段の高いと言われることがあるけど、今は安くて良い液タブが多い。

 

数年前だと液タブの値段は安くて10万円とかで、20インチ越えだと20~30万とかしないと買えない時代だったと思うけど、今は違う。

 

安いものだと2万円台でも買うことがきる。

 

自分が使っているXPPenのArtist22セカンドは約5万でした。

22インチという比較的大きめのサイズでありながらリーズナブル。

 

板タブの方が安く手に入るのは確かだけど、無理しないと買えないほど高い物でもない。

テンションが上がる(絵を描いている感が強い)

そして液タブはテンションが上がる。

これに関しては一過性のものだけど、やっぱり液タブは買うとテンションが上がる。

 

板タブももちろんテンションは上がるけど、個人的には液タブ程ではない。

また、やっぱり絵を描いている感は液タブの方が高い。

 

なので自分を鼓舞したり、モチベーションが上がらない時は絵を描くやる気をあげてくれる。かもしれない。

作業スピードは液タブの方が早い!気がする

これも慣れの問題もあるけど、個人的には液タブの方が作業スピードは速くなると思う。

上でも書いたけど、液タブは狙った所から正確に書き始められるのに対して、板タブは画面と板タブの比率の違いがあるので、毎回カーソルがどこに出るかを確認してからペンを接地させる。

 

慣れれば一瞬ではあるけど、微妙な差でも蓄積するとそれなりの時間になるので、どっちが早いかって言われたら液タブだと思う。

液タブを5年使って感じたデメリット

続いてデメリットについて。

身体の負担は板タブより大きい

まずよく言われる「液タブは体に負担がかかる」っていうのはマジでその通り。否定の仕様がない。

液タブを使った後に板タブを使うと、特に腰の負担が全然違う。

 

特に日本人って腰が弱いから、腰痛持ちになりやすい。

 

その為少しでも腰の負担を減らすべく、姿勢が悪くなりにくい板タブに乗り換える人は多い。

 

ただ勘違いしてほしくないのが、液タブでも使い方次第で負担は軽減は出来る。

例えば適度にストレッチしたり、なるべく画面を立てて、顔を近づけ過ぎないように負担も減る。

 

また、電動昇降式デスクや、腰用サポーター等と併用する事でも改善できる。

自分が行ってきた腰痛対策は以下の記事で書いているので、気になる人は是非読んでみてください↓

イラストレーターの腰痛対策で行ってきた事8選!デスクワーク腰痛持ち必見

こんにちは。兼子です。   絵描きに腰痛はつきもの。 そんな言葉があるのか知らないけど、自分はここ数年で確実に腰にダメージが蓄積し続けていました。   そんな腰痛に対して、対策と改 ...

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あと板タブが健康に良いと思われるかもしれないけど、板タブでも長時間使うと負担はある。

個人的にだけど、板タブも肩が結構凝るし、長時間座ればやっぱり腰は痛い。

 

なので液タブの方が負担は大きいけど、どっちを使う場合でも長時間ぶっ続けはよくない。

持ち運びはきつい

また、液タブは板タブより重い。そして配線も多い。

中にはType C一本で接続できる場合もあるけど、通常は電源だったりHDMIなどのケーブル類も板タブより嵩む。

 

10~13インチと小さいサイズの液タブならギリ持ち運びはできるかもしれないけど、基本的には重いしめんどくさいので持ち運び自体は不向き。

その点板タブならケーブル1本で繋げるし、重量も軽い。

 

また、中にはBluetooth接続できるものもあるので、携帯性は板タブの方が液タブより良い。

 

自分場合出先で絵を描きたいって時はタブレットを持っていく事が多い。

ただぶっちゃけ出先で絵を描く可能性がある人ってそんなにいないと思う。

 

職場でも使いたいのなら、職場用に買えば良いし、カフェでパソコンと液タブ繋いで絵を描く人もいないと思う。

 

どうしても出先でスケッチしたいって人はipadみたいなタブレットとかの方が便利。

 

だから板タブとか液タブの携帯性って基本的にそこまでメリットにもデメリットにもならないと思った。

色塗りやラフは板タブの方がやりやすいかも

線画は液タブが良いっていったけど、色塗りやラフは板タブの方が個人的にはやりやすかった。

塗りとかラフって数mmのズレを気にするより、全体を見ながら描く事が重要なので(多分)、画面から離れて作業できる板タブの方がやりやすい。

 

また、液タブと違って板タブは手元で絵が隠れないのも効率よく全体が見れるポイントだと思う。

作業環境の整備に苦戦する

また、液タブは板タブと比べて場所をとるし、液タブの置き方にも悩む。

 

例えば机の一番手前側に置いた方が描きやすいけど、そうするとキーボードやマウスの置き場に悩む。

 

また、大きさによってもかなり悩む。

 

一時はモニターアームを付けて宙に浮かせることで、机を有効活用しようとしたけど、不安定なので辞めた。

結局今現在はこんな感じ↓

液タブの上にモニターをモニターアームでつるしている感じにした。

 

人によって好みが分かれるけど、かなり時間と労力がかかる場合がある。

ただ理想の環境を追い求めるのも結構楽しかったりもする。

性能の良し悪しや好みを見つけるのが難しい

安くて良い液タブが多い!って上で書いたけど、やっぱり性能の良し悪しはメーカーや機種によって出る。

単純に解像度の違いや色域の違い等の他にも、視差だったり、ペンの沈み込み、ペン先の長さなど、様々。

 

板タブでももちろん性能の差は出るけど、画面に直接描くわけではない分液タブ程差は出ない。

例えばペン先の太さって板タブだとそこまで重要ではない(個人的に)けど、液タブだと画面が見えづらくなるので、結構重要。

 

そういう所って単純にメーカー記載のスペック(仕様)を見ても分からない。

 

また、好みの問題でもあるので実際に使ってみないとわからないけど、家電量販店にあるのはWacomと、たまーにXPPenの液タブがあるぐらいなので、なかなか試すのが難しい。

絵が上手い人は板タブ。という風潮がある気がする

最後にメンタル的な話をすると、日本だと上手い人は板タブ!って風潮がある気がする。

兼子
あくまで個人的にそんな気がするって話で、ソースはない

 

もちろん液タブを使うプロイラストレーターも多数いるけど、板タブ派のプロイラストレーターはかなり多い。

 

なんとなく「上手い人が液タブを使っている」って聞くよりもよりも、「上手い人が板タブを使っている」って聞いた方が頭に残りやすい。

別に液タブでも板タブでも絵は描けるので、誰が何使っていようが気にする必要はないんだけど、「あの人も板タブだし、自分も板タブにしようかな・・・」って心変わりする時がある。

試すのが大事

という感じで実際に液タブを5年使った自分が感じたメリットとデメリットについてでした。

まとめるとこんな感じ

液タブのメリット液タブのデメリット
・板タブ化できる・板タブより体の負担は大きい(ある程度対策は出来る)
・線画が描きやすい・持ち運びはキツイ
・テンションが上がる・カラーやラフは全体が見えづらいので板タブの方が良い
・作業スピードが速い・作業環境の構築が難しい
・機種やメーカによって性能の差が出やすい
・上手い人は板タブ!って風潮がある気がする

デメリットが結構ある気がするけど、そこまで気にするほどでもないレベルではある。

何より液タブは板タブ化できるってのが、これからデジタルで絵を描きたい初心者にとってはかなりメリット。

 

最悪板タブとして使えるので、本当に迷っているのなら思い切って液タブを買ってみた方が迷いは断ち切りやすいと思う。

 

各メーカーの液タブを比較した記事もあるので、興味のある人は是非参考にしてみてください。

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それじゃ

液タブはメーカー公式ストアで買うのがオススメ

ネットでの買い物はAmazonや楽天のみ!って人も多いと思うけど、個人的に特に液タブはメーカーの公式ストアで買うのがおすすめです。

理由は保証が長くなるから。

 

XPPenでは通常保証期間が1年なんだけど、公式ストア限定で1.5倍の1年半になります。

 

HUIONでは液タブに限ってですが、保証が倍の2年になります。

液タブって精密機械なので、保証は絶対長い方が良い。

 

またXPPenでは公式サイトで買った人のみ対象のレビュープレゼントキャンペーンなんかもあったりします。

プレゼントキャンペーンの詳細はこちら

 

どちらも送料無料だし割高になっていることもありません。むしろセール等で公式ストアが一番安いこともあります。

なので、この2つのメーカーでの液タブ購入は公式ストアが断然おすすめ。

 

XPPen公式ストア

 

HUION公式ストア

 

その他のメーカーも、実は公式ストアでの購入が一番安かったり!ってこともあるので、まずは一度メーカーの公式ストアを確認してみた方が良いと思う。

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