兼子
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XPPen 液タブ

【XPPen】Artist Pro16 Gen2実機レビュー!文句なしの使い心地!付属のスタンドは微妙

10月 10, 2023

こんにちは。兼子です。

兼子
先日新しい液タブを買いました

 

XPPenの最新機種、Artist 16Pro Gen2


筆圧検知が業界初の16,384段階に対応した液タブ。

筆圧だけでなく、ペンや液晶もかなり拘っている、XPPenの技術を全てぶち込んだような液タブとなっています。

 

ただ実際性能が良い=描きやすい。というわけでもないので、こいつを実際に使ってみての感想を書いていこうと思います。

 

兼子
これから液タブを買おうと思っている人は是非参考にしてみてください

※自腹で買ってレビューしています。

Artist Pro16 Gen2のスペック

最初に今回紹介するArtist Pro16 Gen2のスペックを紹介します。

サイズ405.11 x 291.37 x 20.23 mm
作業エリアサイズ344.68 x 215.42 mm
解像度2560×1600(WQXGA)
ショートカットキーなし
フルラミネーションあり
色域カバー率99% sRGB、97% Adobe RGB、99% DCI-P3
ペンX3 Pro 16,384レベルの筆圧検知 60°の傾き検知 充電不要
ON荷重3g
読取高さ10㎜
応答速度20ms
レポートレート200RPS
視差±0.4mm(中央)、±0.8mm(エッジ部)
接続フル機能USB-C or  3-in-1ケーブル(別売り)
付属品ACK05
価格(2023年10月時点)76,980円

という感じになっております。

前作のArtist Pro16より進化している部分が赤字になっております。

 

上で書いたように、筆圧検知レベルが大幅に上がっている事に加えて、視差に関してもかなり精度が上がっております。

前作が中央精度が±0.5mm (中央)、エッジ精度が±1mm となっておりますので、約20%精度が上がっていることになります。

 

また、画質についても前作のFHDから、WQXGサイズになっており、かなり高精細になっております。

ただ価格は7万円越えと、それなりにします。

 

スペックを考えると、むしろ安いぐらいだけど、XPPenは安価な液タブが多いのでどうしても結構高く感じてしまう。

Artist Pro16 Gen2の内容物

Artist Pro16 Gen2の外箱はこんな感じ

中を開けると最初にディスプレイ本体

 

ディスプレイの下には付属品が詰まっております。

 

ペンケースの中身はこんな感じ。

相変わらず高級感があり、ペンケースはかなりずっしりしています。

 

また、今回のペンからフェルト芯がデフォルトで付属されております。

どちらも試せるので、ありがたい。

 

また、左上のUSBレシーバーはペン用ではなく、左手デバイス用のレシーバーです。

何故かペンケースの中に収納されております。

左手デバイスが付属でついてくる

今回の液タブはなんと付属で左手デバイスのACK05が付いてきます。

単品で買うと約6000円の品です。

正直「いらない!」って人もいると思うので、選べるようにした方が良い気もするけど、この左手デバイスはかなり使い勝手が良いので、あっても損することは基本ないと思う。

 

実際自分もすでに他の左手デバイスを持っているけど、それと併用して使っています。

 

どうしてもいらないって人は面倒ですがメルカリなどで出品すれば3000~5000円ぐらいになるかとおもいます。

※2023年10月時点

【注意】3in1ケーブルは別売りになった

今まで液タブと言ったら3in1ケーブルでつなぐのが一般的だったので、基本的に付属されていました。

しかし、最近ではTypeC一本で繋ぐのが主流になってきたこともあって、今作から付属されなくなりました。

 

なので映像出力できるTypeCポートが付いていないPCとかだと、別途3in1ケーブルを買う必要があります。

 

女子大生
別途費用が掛かるのは辛い・・・

って人もいると思うけど、公式ストアでは現在購入特典として3in1ケーブルを無料で付ける事が出来ます。

いつまで無料なのかはわからないけど、この記事を書いている時点では無料でついてきます。

3in1ケーブルが同梱になったっぽい

2023年11月現在、3in1ケーブルの無料おまけが終了していました。

しかし同梱物に3in1ケーブルが追加されていました。。。

どうやら付属になったようです。

ただ、これもひっそりと変わる可能性もあるので、3in1ケーブルが必要な方は買う前に同梱物をチェックした方が良いかと思います。

Artist Pro16 Gen2使用感レビュー

というわけで実際にしばらく使ってみたので、使用感についてレビューしていきます。

ディスプレイ本体は超スベスベサラサラ

まずディスプレイ本体についてですが、個人的な感想は超スベスベサラサラ。

今までの液晶ディスプレイとは触った感じが明らかに違った。

 

以前使ってたArtist 22セカンドはもう少しツルツルした質感でした。

Artist22 セカンド

 

Artist Pro16 Gen2はマットな質感を極めてような触り心地で、かなりペタペタ触っても指紋はほとんどつかない。

滑りもとてもよく、手が画面に引っ付くような感覚もない。

 

一方でペーパーライクフィルムのようなザラザラ感も少ない。

紙のような感触は言い過ぎではあるけど、フェルトペンを使うと近くなる

液タブの紹介分には良く「紙のような~」っていう文言が安々と使われる事があるけど、このArtist Pro 16 Gen2にも例のごとく使われている。

やはり「紙に描く感触と同じ?」って聞かれると、さすがに同じではない。

 

ただ付属のフェルトペンを使うと、かなり紙に近い良い感じの描き心地になる。

上で書いたように、ディスプレイ自体は、かなりサラサラしているので従来のペン先だとペンの引っ掛かりが少ない。

フェルト芯に変えると適度なひっかかりを感じる事ができ、ペーパーライクフィルムを貼らなくてもかなり良い感じの描き味になる。

 

好みの問題もあると思うけど、個人的にはフェルト芯を使ってこそ真価を発揮する液タブだと思う。

画面解像度が高いのは正義だった

兼子
16インチだったらFHDでも全然良い

 

って前まで思っていたけど、解像度が高いのは正義だった。

単純に綺麗に見えるのはもちろんの事、作業領域がかなり広くなる。

 

16インチFHD程のサイズでCLIPSTUDIOを開くと以下のような感じになるのだけど

WQXGサイズだとこんな感じになる。

分かりづらいかもしれないけど、右側のツール画面を見てもらうと、表示できる情報量の差が全然違うことがわかると思う。

FHD表示だと表示できるレイヤー数が12なのにたいして、WQXGだと20程表示できている。

解像度が高いと、同じ大きさでも情報量の表示にかなり差が出る。

ブラウジングの際も、一度に見れる情報量が明らかに多くなります。

 

実際のサイズは16インチだけど、表示できる情報量は以前使っていた22インチFHDの液タブより多く感じる。

 

ただその分文字とかも小さくなってしまうので、この辺は好みの問題もあるけど、表示倍率を上げる事はできるので好みのサイズに調整できます。

 

兼子
自分は表示倍率を125%にして使っています

16,384段階の筆圧検知のすごさは正直言ってわからない

肝心の16,384段階の筆圧検知レベルについては、正直あまり差が分からない。

8192段階の倍のレベルって事になるけど、正直個人的には8192段階で十分な気がしてしまう。

 

よほど繊細にペンの筆圧を調整している人は感じる事が出来るのかと思いますが、正直大半の人はあまりわからないと思う。

とはいえ16384段階の検知能力があって損になる事もない。

視差や沈み込みはほぼ感じない

視差や沈み込みに関してはほぼ感じない。

画面中央

画面端

 

どちらも狙った場所にしっかり描画される。

沈み込みに関してもほぼ感じられず、筆圧が強い人でもストレスに感じる事はほぼないと思う。

遅延もなし

遅延に関しても特に感じられないレベル

沈み込みや視差、遅延に関しては前作(X3Elite)同様って感じになっている。

変化もないけど、元が優秀なので不満もない。

ペンの持ち心地は前作と比べて超よくなっている

ペンのデザインは一新されて、グリップが付くようになりました。

これに関しては前作と比べて超良くなった。と思っている。

前作のペンはグリップがなく、全体的にプラスチックっていう感じで、正直安っぽいし持ち辛かった。

その分ほこりが付かないとか、良い部分もあったのかもしれないけど、個人的には超微妙だった。

兼子
あまりに持ち辛くて輪ゴムをつける程でした

 

その思いが届いたのかはわからないけど、再びグリップ付きになった。

単純に見た目もカッコいいし、握り心地も良い。

 

また、ペンのグリップに関してもサラッサラ。

かなり気持ちのいい握り心地になっている

グリップは交換可能!らしい

また、このペンはグリップの交換が可能らしい。

つい日光に当て続けて溶けてしまった場合や、べたべたになっても交換できるのはありがたい。

 

ただ2023年10月時点で売っているところが見つからなかった。そして交換方法も不明。

本当に容易なのかも怪しいけど、判明したら追記します。

もちろん板タブにもなる

最近の液タブでは定番の機能ですが、板タブとして使う事も出来ます。

変更の仕方も簡単で、ドライバーのエリア設定画面から、モニターのタブを変更すればOK

画面を消して使うことも可能で、電源ボタンを3秒間推すと画面の表示が消えます。

もちろん画面を表示させながら液タブにすることもできます。

描き心地に関しても普通に良い。

画面サイズもある程度大きいので安定感もあるし、資料を表示させたりもできるので板タブとして使う際も便利。

【デメリット】折り畳みスタンドが最高に微妙な角度

この液タブの一番の不満点は何か?と聞かれたら真っ先に答えるのが付属のスタンド。

一応本体に内蔵できるし付属でついているものなので、不満を言うのもおかしい話かもしれないけど、正直角度が低すぎる。

兼子
だいたい20度くらい・・・?

ここまで低いと描く際に覗き込む姿勢になるので、腰や首等に負担がかかる。

 

買う際にスタンドも一緒に注文するなり、別途スタンドは用意した方が良いと思う。

XPPenのスタンド

左手デバイスは想像以上に使い勝手が良い

付属の左手デバイスに関しては、正直かなりよかった。

キーの数が少ないのが気になりましたが、小さくコンパクトなので、キーボードや他の左手デバイスと併用する際の相性が良い。

また、設定もドライバーを使えば簡単だし、アプリの起動なども設定できるので、あって損はないと思う。

詳しくは別途記事を書いたので、よかったらそちらも合わせてご覧ください。

【XPPen ack05レビュー】イラスト制作時の左手デバイスとしては物足りないけど、買って損はない逸品

こんにちは。兼子です。   兼子 先日XPPenの左手デバイス、ack05を買いました 買いましたと言うか、新しい液タブを買ったら付いてきました。   買った液タブはArtist ...

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【追記1】フェルト芯は1ヶ月ほどでかなりすり減った

約1ヶ月ほど使ってみたところ、フェルト芯はかなりすり減りました。

この辺は描く量や筆圧ですり減り方は変わってくると思うけど、多分早い人だと2週間ぐらいで潰れてくると思います。

フィルムに関しては、初期フィルムのみなので、ペーパーライクフィルム等を貼ると更に早くなるかと思います。

悩んだけどArtist22セカンドから乗り換えてよかった

というわけで、XPPenから発売されたArtist Pro16 Gen2のレビューでした。

 

自分のXPPenの使用歴は

Artist 13.3Pro→Artist Pro16→Artist22セカンド

って感じで、特に今まで使っていたArtist22セカンドはかなり気に入っていました。

 

兼子
やっぱりでかい液タブは良い。

性能に関してはその前に使っていたArtist Pro16の方が良かったのだけど、22インチの方が描きやすかったのでArtist22 セカンドを使っていました。

 

なので今回もArtist22を継続しようか迷いましたが、Artist Pro16 Gen2に乗り換えました。

理由は色々ありますが、上で書いたように解像度が高いので、16インチでも情報量が多く表示できるってのと、フェルト芯の描き心地がかなり良かったので乗り換える事にしました。

 

また単純に色味も良く画面も綺麗なので、買って良かったと思います。

正直値段を加味するとArtist22セカンドの方がコスパは良いのかもしれないけど、描き心地や画面の質を求めるならArtist Pro16 Gen2がおすすめ。


 

Artist22セカンドのレビュー記事もありますので、気になる方は良かったらこちらもどうぞ!

【XP-Pen】Artist22セカンド実機レビュー!視差や描きやすさ、Artist Pro16やArtist24との比較

こんにちは。兼子です。   兼子 この度新しい液タブを買いました   タイトルにもありますが、XP-PenのArtist22セカンドという液タブです。 なんでこれを買ったかという、 ...

続きを見る

 

それじゃ!

液タブはメーカー公式ストアで買うのがオススメ

液タブを買う際はメーカーの公式ストアで買うのがおすすめです。

理由は保証が長くなるから。

 

XPPenでは通常保証期間が1年なんだけど、公式ストア限定で1.5倍の1年半になります。

液タブって精密機械なので、保証は絶対長い方が良い。

 

またXPPenでは公式ストアで買った人のみ対象のレビュープレゼントキャンペーンなんかもあったりします。

プレゼントキャンペーンの詳細はこちら

 

送料無料だし割高になっていることもないし、公式ストア限定セールもあったりします。

なので個人的にはまず公式ストアで検討することをおすすめします。

 

XPPen公式ストア

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