こんにちは。兼子です。
とうとう買いました

当ブログでは散々このPCのコスパがすごい!的な記事を以前書きましたが、満を持して?買いました。
このPC単にコスパが良いノートパソコンってだけじゃないんですよね!
なんと筆圧検知対応の2-in-1PCで、360°折りたたむことでタブレットのようにして画面に直接絵が描けるんです。
更に4096段階の筆圧検知機能がついたペンも付属でついてるサービスっぷり。
これはもう絵描きには最高なPCじゃないか!!っていうことでね、実際に買ったのでしっかりとレビューしていこうと思います。
IdeaPad Flex550が気になっている方や、液タブ兼PCが欲しい方は是非参考にしてみてください
目次
IdeaPad Flex550のスペック
というわけで、まずは今回買ったモデルのスペックから紹介します。
名称 | |
サイズ | 14インチ |
解像度 | FHD(1920×1080) |
CPU | AMD Ryzen™ 7 5700U |
GPU | オンボード |
SSD | 512GB SSD |
メモリ | 16GB |
ペン性能 | 4096段階 電池式アクティブペン(付属) |
駆動時間 | 約10時間 |
office | なし |
価格(2022年2月現在) | 約89,661円 |
もうね、このスペックでこの値段はめちゃくちゃ安い。
探せばもっとコスパがいい物もあるのかもしれないけど、液タブになって、ペンも付属で付いてくる!ってなると他にはないレベルでコスパは良いと思う。
絵が描けるパソコンの似たようなスペックと比較するとこんな感じ
メーカー名 | Lenovo | Dell | HP(ペン別売り) | Surface(ペン別売り) |
機種名 | 【Dell】Inspiron 14 2-in-1 AMD 【即納】プラチナ(大容量メモリー&SSD搭載・アクティブペン付) | ENVY x360 13ay 1TBSSD | Surface Pro8 | |
価格(2022年3月現在) | 約89,661円 | 約125,105円 | 約132000円 | 約236,280円 |
上記のPCはRyzen7 or Core i7のメモリ16GBで筆圧検知を兼ね備えた機種になります。
もちろんすべてが同じってわけではないから、単純に比較はできないけど、それでもいかにLenovoのIdeaPadのコスパがすぐれているかがわかると思います。
ちなみにスペックを落としてRyzen5、メモリ8GBの256GB SSDなら7万円ちょっとで買えます。
絵を描くならそれでも十分なスペックなんですが、どうせならってことで一番スペックの良い物を今回買いました。
インターフェース
インターフェースはこんな感じ

Lenovo HPより引用
基本的なものは揃っておりますが、ひとつ注意してほしいのがUSBtypeCは映像出力には対応しておりません。
なので外部モニターに接続する場合HDMI接続になります。
また、指紋認証にも対応しており、起動の際はタッチすれば簡単に認証できます。
IdeaPad Flex550は液タブとして使える?
というわけで、実際に本当に液タブとして使えるのか?っていう点について書いていこうと思います。
一応試す為に書いてみた絵がこちら
プリンのイラスト。
まぁそんなわけでこの程度なら全然描く事はできました。
ただね、わざわざ10万近いお金を払って買ったわけだから、買ったからこそ分かった事を克明にこき下ろしていこうと思います。
IdeaPad Flex550を液タブとして使う際のメリット
まずはメリットについて言うと大きく2つあって、一つは指で反応する事と、もうひとつは持ち運んで作業ができるって事。
当たり前だけどタッチ機能搭載のPCなので、ペンはもちろん指にも反応する。
もちろん指は指、ペンはペンで反応する。指が触れたら描画されちゃうってことはない。
なので指で画面の回転や縮小拡大などをして、ペンで描画するっていう使い方ができます。
また、2本指でタップすると「取り消し」、3本指でタップすると「やり直し」など指を駆使することでかなり作業が捗ります。
通常の液タブはペンでしか反応しないものがほとんどなので、これは結構便利に感じると思います。
で、もう一つがこれも当たり前ではあるけど持ち運んで作業ができるって事です。
通常の液タブだとPCと液タブを持っていかなければならないのでかなりキツイ。
でもこのIdeaPadならこれが液タブになるので、このPCだけ持っていけば作業ができる。
重量も1.5キロなので全然持ち運ぶことがきるし、場所も取らないので便利。

家だと気分がのらない時や、実家に帰省するって時など、気軽に持ち運べるので個人的にはかなり大きなメリットかと思います。

と思われるかもしれないけど、そもそもPCに直接絵が描けること自体がでかすぎるメリットだと思うので、特別伝えたいのはこのぐらいでした。
なによりタッチ液晶って絵以外でも何かと便利。スクロールとかも簡単だしマウス操作がめんどくさい時など画面に触れれば動作するので結構やみつきになる。
IdeaPad Flex550を液タブとして使う際のデメリット
続いてデメリットについて。
むしろデメリットの方が気になる人は多いと思うので、そっちを重点的に伝えたいと思う。
デメリットは大きく4つあったので、詳しく書いていきます。
デメリット① ペンの追随性がよくない
まずはペンの追随性なんですが、素早く動かすとカーソルが結構ゆっくり遅れてついてきたり、途中で反応しなくなる。
ただこれだけ見ると、めっちゃ使いづらそうに見えるかもしれないけど、実際画面に触れるとそこからしっかりと反応するので、描画性能が悪いわけではない。
あくまで画面からちょっとペンが離れると視差がでるって感じで、画面に触れるとそこまでの差はでない。
ただやっぱり個人的にはちょっとストレスに感じる。
デメリット② 画面が光沢液晶
次に画面についてですが、個人的にやっぱり光沢液晶は微妙。
画面の汚れが目立つし、何より色々な物が反射して画面が見えづらくなる。
先日試しにカフェに持って行ったのですが、照明の反射でかなり見えづらかった。
まぁこれもアンチグレアフィルムを貼れば解決できるので、反射が気になる場合は貼れば解決はできます。
デメリット③全然描けるけど液タブ程描きやすくはない
これは使っている液タブにもよるけど、普段使っていたXP-PenのArtist Pro16と比べるとやっぱり描きやすさは劣ります。
何がどう劣るかって言われると難しいけど、例えばペンがちょっと重いとか、上でも書いたように追随性が気になるとことか、筆圧検知レベルの差とか、微妙な差の蓄積で描きやすさは劣ります。
そもそも液タブは描く事に特化したタブレットなので、ただの2-in-1PCが同等の描き味なわけはないので当たり前ではあるのですが…
ただ絵が描けないかって言われると全然そんなことはない。って感じです
デメリット④ インタフェースが液タブと相性が悪い
で、一番ちょっとショックを受けたのがtypeCが映像出力していない事。
まぁ事前に調べればわかった事ではあるのですが、調べなかった為にちょっとショックを受けた。
typeCケーブルですっきりと液タブと接続することをしてみたかった...
でもね、ご安心ください。このPCはHDMI端子もついているので、そこから液タブを接続する事ができます。
え・・・!?
なにこの地獄の接続方法。って感じですよね。
実はHDMIとUSBtypeAの端子が逆側についているために、3-in-1ケーブルだとPCを囲って繋がなくてはいけない。
なので液タブに接続したい!って人は配線がこんな感じになる事を覚悟しておいてください。
IdeaPad Flex550は液晶が黄色っぽいって本当?
IdeaPad Flex550について調べると、「液晶が黄色っぽい」って書かれていることが多いけど、確かに画面の色味は良くないです。
試しに当サイトの色味を確認してみたらこんな感じでちょっとオレンジっぽくなっている。
実際は結構ピンク系のはず。

実際の色味
ただまぁ個人的にはそこまで黄色いかな?って感じだったので、よくよく調べたら、発売当初より色味は若干改善されたようで黄色すぎて使えない!って事はないかと思います。
ただ色味が良くない事は事実なので本当に色味に拘りたい人とかは別途外部モニターとかを使った方が良いのかと思います。
付属のペン性能は良い?
一応ペンについても書いておきますと、個人的には全然悪くない。
ペン先が若干沈み込むのと、電池式っていうのがちょっとネックだけど、すごい描きにくいとか、おもちゃっぽいってことはないかと思います。
それにボタンも2つついているので、付属でついてくるレベルとしては十分だと思う。
むしろこのペンを付属でつけちゃおう!って思ったLenovoはすごいと思う。
Surfaceも見習ってほしい。
IdeaPad Flex550は動画編集はできる?
あとね、このご時世動画編集をやりたい!って人はかなり多いかと思います。
絵が描けるのはもちろんのこと、動画編集もできたらやりたいな・・・みたいな。
これに関してはグラフィックボードが搭載されていないので、動画編集メインとしてはあまりおすすめはできないけど、今回僕が買ったハイスペックモデルなら簡単なフルHD動画なら問題なくできるレベルかと思います。
なので簡単なメイキング動画を撮りたいとか、お絵かき講座をやってみたい程度ならできるけど、4K映像の編集とか、動画編集をゴリゴリにやりたいとかならやめた方が良いのかと思います。
実際こちらの動画をIdeaPad Flex550のみで作ってみました。
相変わらずクオリティは高くはないですが、Premiereを使って編集し作りました。
やってみた感想はやっぱり字幕とかエフェクトのかかった素材を重ねるとちょっと重いなぁって感じですが、全然できなくはない。
まとめ 初心者の絵描きさんや持ち運び用のサブ機としておすすめ
というわけでIdeaPad Flex550のレビューでした。
正直言うとめちゃくちゃ期待していた分、ちょっとデメリットを多く感じてしまいましたが、実際はかなり素晴らしいPCだと思う。
というより性能や付属品に対しての値段の安さが本当にすごい。
ちょっとデジタルで絵を描いてみたいんだけどなって人や、持ち運び用のサブ機としてPC兼液タブになるものを探している人にはお勧めできるPCかと思います。
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それじゃ