当ブログはアフィリエイト広告による収益を得ています

PC周辺機器・ガジェット

イラスト制作にはTNパネルよりIPSパネルの方が良い?【格安液晶パネル比較】

3月 18, 2022

こんにちは。兼子です。

 

最近仕事の作業効率をあげるべく、モニターの増設をしました。

というのも最近絵をGAOMONさんに提供していただいた板タブが使いやすく、板タブをメインに使っていたのですが、シングルディスプレイだと資料の表示とかが何かと不便。

 

というわけで、安いIPS液晶のモニターを買ってみました。

買ったのがこちら▼


 accerのH240YAbmi。IPS液晶で画質はフルHD。家電量販店で買ったのですが、お値段は18000円程でした。

 

これにて念願のデュアルモニターとなったわけですが、実は元々使っていたモニターはTNパネルのモニターなので、違うタイプのモニターで揃えてしまっているわけです。


 元々持っていたのが、ASUSのVG245というゲーミングモニター。別にゲームはしないんだけど、パソコンとセットで買ったやつ。

 

同じモニターを買ってもよかったのですが、どうせなら違う液晶タイプを買って比べてみよう!という魂胆で今回IPS液晶を買いました。

というわけイラスト制作する人は、TN液晶とIPS液晶、どっちがいい?って事について書いていこうと思います。

結論 安物なら対して差はないけど、絵描きはIPSの方が良い

結論から言うと、個人的には安物だと大した差は出ない。けどやっぱり比べてみるとIPS液晶の方がくっきり見える

IPS液晶

TN液晶

それぞれスマホのカメラで撮るとこんな感じ。

一応それぞれあまり差が出ないよう色合わせはしたつもりなんだけど、やっぱりそれなりに違いは出てしまいます。

こうして比べてみるとそれなりに違いが出ているのがわかるかと思います。

TNだとちょっと白っぽく、コントラスト比が弱く見えますよね。

 

正直こうして比べてみる前は「そこまで変わるか?」って感じでしたが、隣に置くと変わりますね。

IPS液晶の特徴

そもそもそれぞれの特徴はなんぞや?ってとこを解説していくと、IPSは以下のような感じ

IPS液晶の特徴
メリット・色再現が良い

・視野角が広い

デメリット・応答速度が遅い

・白っぽい

他にも諸々あると思いますが、一般的には映像が綺麗で、他の液晶より正確な色再現ができると言われております。

その為デザイナーや動画編集者はこのIPS液晶のモニターを使うことをすすめられております。

 

また視野角が広いので、デュアルモニターにする場合や、少し角度をつけてモニターをみる方もIPS液晶の方が良いと言われております。

TN液晶の特徴

TN液晶の特徴
メリット・応答速度が速い

・安い

 

デメリット・視野角が狭い

・色再現がイマイチ

TNモニターは安くて応答速度が速いので、ゲーム向きなんて言われたりします。

確かにゲームにおいては綺麗な映像よりも、相手を殺戮する事が大事なので、映像の遅延は致命的ですもんね。

 

ただ画面が白っぽく、視野角が狭いので、角度が付くとかなり見えづらくなったりするとも言われております。

イラスト制作時にTN液晶を使う際の注意点

比べてみると意外と変わる!って事はわかったけど、実際TNが使えないか!?って言われるとそんなこともない。

価格も安いし、ゲームもやりたい絵描きさんとかは別にTN液晶を使っても良いと思う。

 

ただ注意点があって、やっぱり画面がどうしても白っぽく見えたりするので、実際よりコントラスト比が低く見たりします。

なのでTN液晶で色調補正をすると、結果的にやたらコントラスト比が強いギラギラした絵になりやすいのかなと思います。

スマホ等の端末で適宜色味は確認すれば

ただこれはスマホなどに絵を持ってきてどうみえるか?ってのを確認すればある程度は解決できる。

逆にIPS液晶だろうと、絶対安心してはいけない。

 

そもそも例えばスマホゲームのイラストを描くとかであれば、ほとんどの人がスマホで絵を見る事になります。

つまりスマホで見た時にどう見えるのかが一番重要なわけです。

 

紙媒体なら、印刷した時どう見えるか?ってわけなのです。

なので1つのモニターに頼り切るよりも、何か違う物でも一度確認してみたりすれば良いのかなと思います。

 

CLIPSTUDIOではスマホと連動して絵を確認できる機能があるので、そういった機能を使うのがオススメ。

色域の低いパソコンで絵を描くときの対策【Ideapad Flex550】

こんにちは。兼子です。   性能は良いけど色域は低い。 そういったパソコンは数多い。   自分が今年の2月に買ったLenovoのノートパソコン、Ideapad Flex550がまさ ...

続きを見る

まとめ 拘りがないなら絵描きはIPS液晶を選んでおけば無難

というわけでIPS液晶とTN液晶の比較でした。

 

別にTNでも描けないわけじゃないけど、やっぱり色再現はIPS液晶の方が良いので、特別拘りがないならIPS液晶を選ぶのが無難っていうのが個人的な見解でした。

一応TNの方がコスパが良い!って言われているけど、最近IPS液晶でも安い物がたくさん出ております。

 

今回僕が買った液晶も24インチで2万弱なので、TN液晶とそこまで大きな差はないんじゃないかと思います。

ただ、正直この液晶ディスプレイはあまりおすすめできない。

 

理由は角度調整や、高さ調整が全くできないし、ちょっと気持ち前のめりになっているのでイラっとする。

また、VESA規格のネジ穴もないのでモニターアームにもつけられないという頑固おやじみたいな柔軟性のなさ。

 

安さに全振りしたようなモニターなので、個人的にはせめて角度調整ができるモニターか、VESA規格のネジ穴があるディスプレイを選ぶと良いかと思います。

 

それじゃ

ガジェット系記事▼

2024/4/1

KOORUIの27インチモニター27N4Qを買ってみた!おすすはできない

先日液晶モニターを買い換えました。 KOORUIの27インチモニター。 リンク Amazonで5,000円 オフのクーポンが配布されており、約25,000円で買いました。   アシスタント モニター持ってなかった? 持ってたけど、TN液晶の安物ゲーミングモニターだったから、色味が大分おかしかったんだよね 兼子   そもそも絵描きがゲーミングモニター使うなよって話ではあるんだけど、PCを買う時に何も考えずにまとめ買いしちゃって、それをだましだまし使っていました。 それに使っている液タブが ...

ReadMore

2024/3/29

TourBox Liteレビュー!案外Liteでもいける

先日TourBox様より、TourBox Liteをご提供頂きました。 TourBoxと言えば左手デバイスとして有名ですが、値段が結構お高い。 最上位モデルのEliteは約4万円と、なかなか手を出しづらい価格。   使ってみたいけど、価格的に諦めていた人は多いと思う。 兼子 そんな人に向けて発売されたのが、今回提供頂いたTourBox Liteになります   値段が約13,000円と、Eliteに比べて3分の一になっており、かなりお求めやすい価格になっています。 ただ、その分削られた機 ...

ReadMore

2024/3/11

HUIONからもAndroidタブレットが発売!XPPenのタブレットとの比較

先日XPPenからAndroidタブレットが発売した記事を書きましたが、HUIONからもAndroidタブレットが発売されました。 その名もKamvas Slate10。 アシスタント Slateって何・・・? 予定するとか、計画する、石板って意味らしい・・・読み方はスレート 兼子 何故Slateという名前になったのかは謎。   そして個人的にアプリのUIがパット見た感じなんだかめちゃくちゃ不安な見た目をしているのが気になる所… 「とりあえず作ってみたよ」って段階感がすごい。   とい ...

ReadMore

2024/3/12

XPPenからイラスト制作用Androidタブレットが発売!【充電不要&16,384段階の筆圧検知】

先日液タブや板タブを販売するメーカーのXPPenからAndroidタブレットが発売されました。 絵が描けるAndroidタブレットってのは今までも結構発売されているけど、液タブ板タブの開発メーカーがAndroidタブレットを発売するケースは稀。 そんなわけで、結構期待と不安が入り混じるタブレットとなっているかと思いますので、この記事では性能などをまとめてみます。 Magic Drawing Padの性能 公開されている性能は以下の通り サイズ 279 x 192 x 6.9 mm 液晶サイズ 12.2イン ...

ReadMore

2024/3/5

FlexiSpotがセール中でかなり安くなってるので超おすすめ【スタンディングデスク】

自分が愛用しているスタンディングデスクメーカーのFlexiSpotが現在新生活応援セールを開催している。(2024年4月1日まで) 兼子 めちゃくちゃ安くなっている   ちなみに自分が買ったEF1というデスクは元が約3万円で比較的安いんだけど、今なら23,100円で買える。(天板別売り) マジでデスクワークしている人はスタンディングデスク超おすすめです。   単純に座って作業する際も、机の位置を微調整できるし、座ってて腰が痛くなってきたら立ち作業に変えられる。体を労わるだけでなく、気分 ...

ReadMore

2024/3/5

【Lenovo】Ideapad Slimを使ってみたけど、個人的にはFlexがおすすめ

先日Ideapad Slim570の中古品を入手しました。 買ったわけではなく、ASPサイトが主催していたプレゼント企画で当選して手に入れたもの。 ちなみにIdeapad Slim570は2022年に発売されたPCなので、今は廃番になっている。 現在は新しいモデル(Slim5 Gen8)がでているので、今更Slim570をレビューする価値はほとんどない。   ただ、自分は以前Ideapad Flexシリーズを使っていたので、SlimとFlexの違いについて書いていこうと思います。 どちらもIde ...

ReadMore

2024/3/29

5万円以下で買えるおすすの液タブ【初心者におすすめ】

アシスタント 予算五万円で液タブを買いたい この記事ではそんな人におすすめの液タブを紹介していきます。   一昔前なら おっさん 5万円で液タブ?5万円じゃ板タブしか買えないよ って言われていましたが、時代は変わりました。 5万円あれば液タブは選べる時代です。   安い物なら2万円台から売っているので、5万円あれば選び放題と言っていい。       がしかし   初心者にとっては選択肢が増えると、なかなか決められない問題が出てくる。 そして最終的 ...

ReadMore

色域ってどれくらいあればいい?

2023/12/27

液タブの色域ってどれぐらいあればいい?色域100%超えの理由と選び方

「AdobeRGB99%!」と言われても、知らない人からしたら良いのか悪いのかの判断がし辛いと思う。 物によってはsRGB表記だったりするし、なんなら100%超える色域が表示されていることもある。 100%超えってどういうことなのよ・・・・って感じですよね。 そんなわけで、この記事では色域について分かり易いように、解説していきます。 自分自身最近まで全然理解していなかったので、なるべく誰が見ても分かり易いように解説していく予定。 色域について知っておくと、液タブやモニター選びの際に役に立つので、知らない方 ...

ReadMore

2023/12/25

HUIONから16,384段階の筆圧検知に対応した液タブが発売【Kamvas Pro19,Kamvas Pro27】

こんにちは、兼子です。   HUIONから16,384段階の筆圧検知レベルに対応した液タブが発売されました。   まだ先行予約の段階で、出荷予定は2024年の1月5日から順次発送との事。   現在HUION公式ストアで先行予約の受付が出来ます。 16,384段階の筆圧検知レベルってのは先日XPPenが一足先に「業界初」を売りに発売していたので、もはやあまり驚く事ではないんだけど、結構その他のスペックもヤバいことになっているので、どこがすごいのかってのをわかりやすく解説していき ...

ReadMore

2023/12/25

【Ideapad Flex570レビュー】コスパ最強の液タブになるPC

こんにちは。兼子です。   先日LenovoさんにIdeapad Flex570をレビュー用にレンタルさせて頂きました。 Ideapad Flexといえば、コスパの高さで有名です。多分。 しかし、実はなんとマルチタッチにも対応した、画面に直接絵が描ける液タブにもなるPCなのです。   コスパが高いうえに、液タブにもなるときたら絵を描く人にとっては夢のようなパソコンですよね。   まぁしかし!良い面の裏には悪い面もある。 というわけで、今回このIdeapad Flex570を絵 ...

ReadMore

-PC周辺機器・ガジェット